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リノベ家では、住宅は土地の風土に合った家が一番いいと考えています。
そのために、地域で育った材料を使い、夏は暑く、蒸し暑い、冬は寒く、風が強い、年間を通して湿度が高い鹿児島の気候にも対応する住宅を建てるのです。
具体的に私たちが使うのは、南九州産の杉材や室内の化学・有害物質を吸着・分解する漆喰です。この上質な素材は、鹿児島の風土にぴったりと合い、年間を通して快適な空間を生み出します。玄関を開けた瞬間に広がる木の良い香りや、新鮮な空気が体中に行き渡り、思わず深呼吸したくなるような気持ちの良い空間となるのです。

昔から湿気が多く、台風の影響を受けやすい過酷な気候風土で鍛えられた南九州産の杉は、樹脂分が多く、ねばりを持ち、水に強く、腐りにくい特徴を備えています。また、南国の活発なシロアリから身を守るための防蟻成分をあわせ持ち、江戸時代には主として船を造る材料「弁甲材」や建築材として重宝されてきました。
そんな杉材を「機械乾燥」ではなく、木にストレスを与えず、クラシック音楽を聴かせながら「自然乾燥」させることで、木の細胞を破壊することなく、木材の持つ油分やエキスがそのまま残り、保湿作用・保水作用・防菌作用に優れた「生きた木材」に仕上がります。

焼成カルシウムに、銀杏草（海藻）を煮てつくる糊と無菌水を混ぜ合わせ、生成されます。つなぎとして麻のスサを利用するなど、伝統と高度な技術を組み合わせて生み出された、漆喰（壁材）です。自然素材しか使っておらず、人体にも無害で安全。さらに特筆すべきは、「光熱触媒」の効果。「光熱触媒」とは、「光や熱を吸収することで反応を促進するもの」。光が当たると触媒として働き、空気中のゴミや有害物質を吸着・分解。
この現象により、光が当たることで半永久的にクリーンな生活空間を保つことができます。空気中のホコリなども吸着・分解するので、お部屋のお掃除もとても楽になります。光が当たる場所だけでなく、暗がりでも温度と反応を起こし、空気中のゴミやホコリ、臭い、化学物質や有害物質を吸着・分解します。
光と熱に反応するため、『幻の漆喰』は、半永久的にクリーンな空気をつくり、心地よい居住空間を保ってくれるのです。